エプソムY7 科学者たちの調査:実験室の安全に関する犯罪現場とは

エプソムでのサイエンスの旅の始まりに、新しいYear 7の生徒たちはいきなり謎に直面しました。初めての実験授業に入ると、普段は頼りになるラボアシスタントのSteveが実験室をめちゃくちゃにしてしまっていたのです。整理整頓された清潔な教室を想像していた彼らの前にあったのは、安全規則が完全に無視された「犯罪現場」でした。
教室のあちこちで、Steveは科学安全マニュアルにあるほとんどすべてのルールを破っていました。実験用ビーカーに炭酸飲料を注ぎ、床の真ん中にバッグを放り出し、誰もいないのにバーナーを点けっぱなしにしていました。ある机には薬品のこぼれが放置され、別の机にはガラス器具が今にも倒れそうなほど不安定に積み上げられていました。さらに悪いことに、Steve自身は安全ゴーグルを着けず、コートや持ち物をベンチの上に広げ、ガス栓も開けっぱなしにしていたのです。
生徒たちは「サイエンス探偵」となり、グループごとに実験室内を回って証拠を集めました。彼らの課題は、Steveの“失敗”を観察し、どのルールが破られたのか、そしてそのルールが存在する理由を説明すること。議論はとても深く、考えさせられるものでした。Year 7の生徒たちはすぐに、火のそばを離れることやガス栓を開けっぱなしにすることは火災の危険があること、ビーカーで飲み物を飲むのは有害な薬品を誤って摂取する可能性があること、バッグやコートを通路に放置するのは壊れやすい器具や危険物を持っている人がつまずく原因になることを見抜きました。
Steveの数々の間違いを暴き出す中で笑いも多くありましたが、その裏には大切なメッセージが隠されていました。それは「科学は、安全に行ってこそ、正しく行える」ということです。“犯罪現場”を探検することで、生徒たちは安全規則を学ぶだけでなく、その背景にある理由も理解し、より身近で記憶に残るものとしたのです。
ある生徒はこうまとめました。
「探偵みたいで楽しかったです。Steveの間違いを見つけるのも面白かったけど、なんで実験室で勝手なことをしてはいけないのか考えるきっかけになりました。」
別の生徒はこう付け加えました。
「ルールはただのルールじゃなくて、私たちを守るためにあるということが分かりました。」
この印象的なラボ安全の導入は、Year 7の生徒たちにとって、これから行う実験科学の学びにとても良い基盤となりました。鋭い観察力、強いチームワーク、そして責任意識を育んだ彼らは、これから待ち受ける刺激的な実験や探究にしっかりと備えることができています。
Mrs Ellen Crann
Head of KS3 Science & Teacher of Biology