By Doubting We Come To The Truth

ローマの雄弁家であり政治家でもあったマルクス・トゥッリウス・キケロはかつて、「疑うことで真実に至る」と語りました。誤った“確信”や、自信満々に幻覚(ハルシネーション)を起こすAIが形づくるこの時代において、改めて見直すべき一言です。疑うことは抑えるべき欠点ではなく、鍛えるべき姿勢なのです。 私が子どもの頃には、誤情報を生み出すアルゴリズムなど存在しませんでした。代わりに、それは先生や親の役目でした。当時は確実で、当然のことのように聞こえたことが、後になって間違いだと分かったことがいくつもあります。 指の関節を鳴らすと関節炎になる。脳は10%しか使っていない。万里の長城は宇宙から見える唯一の人工物。どれも正しくありません。 記憶はビデオのように録画されるとか、左脳は論理的で右脳は創造的だとか、血液は酸素に触れるまで青いとか――こうした話もまた誤りです。 そして、金魚の記憶は3秒しか続かないわけではありません。数ヶ月にわたり覚えていられます。 現代の子どもたちは、決して止まることのない情報の流れの中で生きています。陰謀論はフィードに現れ、「事実」はミームの形で流れ、そして大規模言語モデル(LLM)は根拠よりもパターンに基づいて流暢な文章を作り出します。 私たちは自分自身すら常に信頼できるわけではありません。記憶は固定されておらず、思い出すたびに少しずつ形を変えます。思考は、正確さよりもスピードや整合性を優先する近道(ショートカット)に頼っています。AIはその近道を真似するように学習しているのです。 ここでさらに奇妙な現象があります。それが「集団的な誤った記憶」です。例えば多くの人が、ネルソン・マンデラが1980年代に刑務所で亡くなったと“鮮明に”覚えているのですが、実際には彼は1990年に釈放され、その後大統領になりました。脳は関連する記憶をネットワーク状に保存するため境界が曖昧になるのです。これがマンデラ効果であり、SNSはその誤った記憶が広まり定着するのを助長します。 さらに脳は、存在しなかった細部を付け加えることすらあります。これは「コンファビュレーション(作話)」と呼ばれます。欺く意図はなく、脳が“整頓”しているだけです。何度も語り直すうちに、その追加部分が固まり、作り上げられた記憶が本物のように感じられてしまいます。 また、私たちは「プライミング」にも注意しなければいけません。質問の仕方が、私たちの“思い出したつもり”に影響するのです。「黒い車を見ましたか?」と聞かれれば、あったものとして捉えます。「車を見ましたか?」なら記憶は開かれたままです。ほんのわずかな言い回しの違いが、実際には起こらなかった記憶を作り出してしまうことがあります。 だからこそ、生徒たちが自分自身の思考をゆっくりさせ、“当たり前”を疑い、前提を検証する力を身につけることが重要なのです。この講演では、ダニエル・カーネマン、ハンス・ロスリング、そして古い伝統であるソクラテス式問答法の考えを紹介します。答えを与えるのではなく、より良い問いを立てる方法を示すのです。 保護者の方へ伝えたいことはシンプルです。疑うことは皮肉や否定ではありません。基準を持った好奇心です。お子さんには、何かを転送したり投稿したり、都合の良い説明をそのまま受け入れたりする前に、一度立ち止まるよう促してください。「どうしてそう思うの?」と問いかけ、情報源を比較し、データを探し、新しい証拠に基づいて考えを変えられるように導いてください。大切なのは、どれだけ早く答えられるかではなく、どれだけ注意深く考えられるかです。 Dr Terence McAdamsChief Education Officer

エプソムカレッジでプログラミング、コーディングに触れるCCAとは

前年度のTerm 3に、Computing Society は Competitive Programming(競技プログラミング)のCCA を実施しました。この CCA は、学生がプログラミングやコンピュテーショナル・シンキングを探求するための、創造的で協働的な環境を提供することを目的としていました。競技用の問題に取り組んだり、新しいプログラミング概念を学んだりすることで、参加した学生たちは技術的スキルとチームワークの両方を身につけました。この取り組みの使命は、学生が教室での学習内容を超えてコンピューターサイエンスに触れられるようにすることであり、この CCA はその上で重要な役割を果たしました。 CCAについてCompetitive Programming CCA では、授業で学ぶ範囲を超えた新しいコーディング概念や、競技で用いられるテクニックに学生を触れさせることに焦点を当てました。学生たちは、数学的・計算的概念を応用し、それをコードへ落とし込む力を試されるセッションに取り組みました。毎週、私たちはプレゼンテーションや、単純な探索アルゴリズムから高度な再帰関数まで、さまざまなコーディング概念に基づいた問題を準備しました。 Computing Society の 幹部全員が、毎週のセッションで提示する内容の準備に貢献しました。複雑な概念をより小さく理解しやすいアイデアに分解し、あらゆるレベルのプログラマーに適した形にするよう努めました。セッション中は、コードのデバッグ、概念の詳しい説明、質問への対応など、コーディングに関するあらゆる問題を積極的にサポートし、全員が自分のペースで成長できるようにしました。 特に印象に残っているのはファイルハンドリングを教えた回で、学生たちはファイルを開く・閉じる・操作する方法を学び、“r”“w”“a”といった異なるモードを扱いました。また、with open() 文を使ったり、例外処理を組み込んでエラー発生時に自動的にプログラムを終了させる方法など、より効率的で実践的なアプローチも指導しました。これにより学生たちは、良いプログラミングの実践やエラー管理について理解を深めました。 学生たちは、コードとコンピュータ内のファイルのやり取り、そして高度なアルゴリズムが世界に大きな影響を与える可能性を持っていることに感銘を受けました。その始まりが、こうした基本的な組み込み機能であることに気づいたのです。これを通して私たちは彼らのプログラミングへの好奇心を刺激することができ、今後も校内でその興味がさらに広がっていくことを願っています。 Computing Society は、今学年度に向けて、革新と協働の拠点としての活動を続けていきます。Society を新しい 幹部に引き継ぐにあたり、学生たちがこれまでに築いてきたコミュニティの中で、コンピューティングへの情熱を引き続き追求してくれることを願っています。 Dylan S. and Eason T. Year 13 Students

エプソムのキャリアインサイトイベント|将来の進路を専門家と考える

2025年11月17日、エプソムでは初となる「キャリア・インサイト・イベント」を開催しました。3つの異なるイベント、20名のスピーカー、そしてYear 9 〜 Year 13 の350名の生徒が参加しました。このイベントの目的は、生徒たちのキャリアに対する視野を広げ、意欲を刺激し、将来の進路に関する実践的な示唆を得ることです。イベントは大成功を収め、キャリアストーリーやアドバイスを惜しみなく共有してくださったゲストの皆さま、そしてイベント運営に尽力したエプソムの職員およびプレフェクトチームの皆さんに心から感謝申し上げます。 当日は、生徒が専門家と意味のある、個別性の高い交流を持てるように構成されていました。キャリア“スピードデーティング”セッションでは、生徒は希望する5名のスピーカーと直接話す機会がありました。生徒たちは成熟した態度と自信をもって会話に参加しており、多くが事前にスピーカーについて調べ、考え抜かれた質問をしていたことが印象的でした。 夕方には、特に興味を持ったスピーカーとさらに深く話せる2つのパネルディスカッションを開催しました。これらのセッションでは、特定業界のトピックをより深く掘り下げることができ、同じ分野でも異なる視点を聞く貴重な機会となりました。生徒たちが投げかけた質問は、彼らの探究心と向上心をよく表していました。 一日を通して、生徒たちは今回の経験を「興味深い」「有益」「役に立つ」「楽しい」「刺激的」「やりがいがある」「視野が広がった」と表現しました。すでに多くの生徒が、その日の対話を通して新たな目標や興味、可能性が生まれたと語っており、「自分の強みや興味を実際のキャリアとどう結びつけるか理解できた」という声もありました。また、「失敗するのが不可能と思えるほどやり続けること」「人は色々なキャリアで輝ける。1つか2つに絞り込む必要はない」といった言葉に強く刺激を受けた生徒もいました。 議論の中で繰り返し挙がったテーマは、変化の激しい不確実な世界における「情熱」「適応力」「問題解決力」の重要性でした。生徒たちは「大学の学位が、その後の人生すべてを決めるわけではない」と改めて認識し、将来のキャリア選択において柔軟な視点を持つよう促されました。中には、ビジネス・テクノロジー・デザインなどの分野に対する理解が大きく変わったという生徒もおり、「ビジネスは単に商品を売ることだと思っていたが、問題を解決し、変化に対応し、価値を生み出すことでもあると知った」と話す生徒もいました。 第1回のキャリア・インサイト・イベントは、生徒たちの積極性とゲストスピーカーの皆様の貢献により、今後のイベントの強固な基盤を築くことができました。魅力的な講演と意義ある対話を通じて、生徒たちは自身の強み・興味・価値観がどのように将来のキャリアへつながるのか、より明確なイメージを持つことができました。キャリア・インサイト・イベントを、今後何年にもわたり生徒たちの成長と啓発を促し続ける、エプソムならではの体験へと発展させていくことを楽しみにしております。 Ms Anna Macleod Head of Higher Education

エプソム マレーシアの女子寮、25年度1学期の12週を振り返る

先週、エプソムではHuman Rights Week(人権について考える週)が行われ、金曜日には寮で“ファミリー”アクティビティとして、人権と優しさについて話し合いました。Roseberyハウスでは異学年の学生を混ぜたファミリーグループを作り、「他者を尊厳と敬意をもって扱うとはどういうことか」について深く考えるよう促しました。シニアの生徒たちのリードのもと、各グループは人型のイラストを受け取り、人権や思いやりに関連する言葉やフレーズを書き込む課題に取り組みました。 このシンプルな活動は、予想以上に思考を深める時間となりました。平等、公平、安全、共感、思いやりといった概念を考える中で、学生たちはこうした理想が、日々の人との関わり方にどのような影響を与えているのかを認識し始めました。完成した作品はどれも非常に創造的で、ポジティブな言葉や深い考察が書き込まれていました。この取り組みは、理解を深め、つながりを築き、思いやりと包容力を大切にする環境づくりの重要性を再確認させる機会となりました。 今週末、私はYear10のローズバッズと一緒に日本のパンケーキを作って、とても楽しい時間を過ごしました。普段あまり関わることのない学年の生徒とも交流し、新しい発見をしながら、そしてパンケーキを焦がしながら😬 普通のパンケーキではなく「日本のパンケーキ」を作り、パンケーキの起源についても調べました。単なるクッキングではなく、お菓子作りを学び、馴染みの食べ物に隠された文化的背景を知り、協力を通じて友情を築く貴重な活動となりました。次回は、さまざまな文化から着想を得たおにぎり作りを予定しています!皆さんが楽しんでくれていたら嬉しいですし、すでに次のセッションが待ち遠しいです。 また、RoseberyハウスのアカデミックリーダーであるSweetie L. (Year 12) とDahlia M. (Year 10)が、英語を第二言語として学んでいるKey Stage 3の生徒を支援するために、「リーディング・イニシアチブ」を立ち上げました。このプログラムは、プレップタイムに落ち着いた構造化された学習環境を提供し、語彙・読解・発音・ガイド付きリーディングを通じて英語力を伸ばすことを目的としています。生徒一人ひとりのニーズに細やかに対応し、自分のペースで学習を進められるよう支援し、英語のリーディング課題に自信を持てるよう手助けします。 SweetieとDahliaは、毎回の10分間のセッションで生徒たちと密に関わり、初めて出会う単語の理解を支え、新しいアイデアを一緒に探求し、読んだ内容について話し合うなど、個別にサポートしています。継続的な指導と前向きな学習環境を通じ、この取り組みは力強い読書文化を育み、RoseberyハウスのEAL学習者たちが成長していくための後押しとなっています。 Mrs Emily Spivey Rosebery Housemistress

エプソムのマレーシア人、日本人男子生徒によるチャリティー活動の様子

多くの人はハーフタームを、ゆっくり休んだり、睡眠不足を解消したりして過ごします。しかし今回は、Propertハウスの特別な2人の男子生徒が、ハーフターム休暇中にどのような活動をしたのかをご紹介したいと思います。 Masanao Y.(Year 11)はジャカルタで休暇を過ごし、現地のスラムを訪れて恵まれない人々を支援しました。彼はその経験の一部をYouTubeにも記録していますので、ぜひご覧ください。 https://youtu.be/iMnj7W-fl_0https://youtu.be/davCzNdzIRA 一方、Qaid C.(Year 11)は兄弟とともに、ネグリ・センビランの困窮家庭を支援するために、Deepavaliに向けて「Grocery Donation Drive(生活必需品寄付活動)」を自主的に企画・運営しました。また、さらに追加の寄付金を集めるために、兄弟でピアノとバイオリンによるチャリティー音楽パフォーマンスも計画しているとのことです。 2人には、今回の経験について文章を書いてもらいました。 「こんにちは、Masanao Y.です。現在Year 11です。前回のハーフターム休暇にはジャカルタに行きました。現地では、スラムツアーを行っている現地ガイドと一緒にスラムを訪れました。スラムに行くのは初めてだったので、ワクワクすると同時に緊張もしていました。 しかし、とても良い経験になりました。ガイドの方がその国のさまざまな問題や課題を詳しく説明してくれたことで、多くのことを理解することができました。現地の人と話すこともできましたが、英語を話せない方も多く、以前カンボジアのスラムを訪れたときと同様に、会話に苦労しました。 特に驚いたのは、公立学校の教育が無料なことから、多くのジャカルタの子どもたちが学校に通うことができているということです。スラムに住んでいても、教育に対する関心が非常に高い人が多いことに驚きました。ただし、これはジャカルタに限られ、地方では学校がない地域もあるそうです。交通インフラが整っていないことなどが理由だと聞きました。 現地では、慈善活動も行いました。ガイドの方と協力し、現地のテンペー(インドネシアの伝統食品)や豆腐の工場に行って食料を購入し、スラムの人々に配りました。特に印象的だったのは、大人たちがまず子どもに食べ物を渡していたことです。 今回の経験は、カンボジアでの体験とはまったく異なる新しいものでした。そして、自分がいかに恵まれているかを改めて感じました。多くのことを教えてくださった現地の方々に感謝しています。また、YouTube動画制作を手伝ってくれ、常に支えてくれる母にも感謝しています。そして、このような経験を書く機会をくださったMr Richardsonにも、大変感謝しています!」 「こんにちは、Qaid C.です。現在Year 11です。ハーフターム休暇中、私はオーロラミュージックと一緒に、Deepavaliの時期に困窮家庭を支援するためのチャリティー活動を行いました。お米、缶詰、生活用品、洗剤などの必需品を集め、地元の慈善団体に寄付する取り組みです。 私はオーロラミュージックセンターに寄付箱を1週間設置し、少しずつ物資が集まり、最終的には箱いっぱいになりました。 Deepavaliの時期に、集まった物資が誰かの役に立つと思うと、とても嬉しく感じました。この寄付活動を通じて、小さな行動でも大きな影響を与えることができると実感しました。全体として、とても素晴らしい経験でした。」 Mr Matthew RichardsonPropert Housemaster

エプソムのYear 11、Aレベルの科目選択準備を進める

Year 11の生徒たちは、シックスフォームでの科目選択に向けて、自分たちの将来を形づくる重要な一歩を踏み出しました。今回、生徒たちはライブ形式の科目説明会に参加し、各教科主任から、科目内容、評価方法、エンリッチメントの機会、そしてその科目が将来どのような進路につながるのかについて説明を受けました。ビジネス、コンピューターサイエンスから、アート、サイエンス、ヒューマニティーズまで、教師たちは情熱と専門知識をもって語り、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。 これらのセッションは、Year 12で待っている学習体験を垣間見る貴重な機会となり、生徒たちが自分の興味・強み・長期的な目標に合った納得感のある選択をする助けとなりました。会場には好奇心と前向きな意欲が満ちており、生徒たちは鋭い質問を投げかけたり、友人同士で意見交換をしたりしていました。多くの生徒が「専門の先生から直接話を聞くことで、選択肢を絞るうえでの理解が深まり、自信がついた」と感想を述べていました。 このようなイベントは、エプソムが生徒の学びの道のりを丁寧にサポートする学校であることを改めて示すものです。生徒たちがシックスフォーム、そしてその先の未来に向けて、確かな支援とエンパワーメントを感じながら次のステップを踏み出せるよう、私たちは今後もサポートを続けてまいります。 Mr Amit DamaniHead of Key Stage 4

エプソムのY12、専門家から学ぶ真のメンタルヘルスとは

2025年11月26日(水)、エプソムカレッジ マレーシアでは、「Mind Your Health」のGeorge Peterkinを迎え、Year 12のメンター向けに専門的なトレーニングセッションを実施しました。Year 12のメンターは、Mr Richardsonが主導する学校のメンタープログラムの一員です。本セッションでは、自身と他者のメンタルヘルスを支援するために必要なスキルの習得に焦点を当てました。生徒とパストラルスタッフは、学校コミュニティ内でウェルビーイングを推進するための実践的知識、戦略、自信を身につけることを目的としたインタラクティブワークショップに参加しました。 Year 12のメンターは、2時間の「Wellbeing Warriors Course」に参加し、メンタルヘルスの重要な側面を学び、さまざまな課題に直面する同級生をどのように支援するかを習得しました。実践演習やガイド付きディスカッションを通じて、生徒は共感的な傾聴、慎重なコミュニケーション、メンタルヘルスの初期兆候を認識するスキルを身につけました。また、自身のウェルビーイングを維持するための戦略も学び、自分を大切にすることが他者を効果的に支援するために不可欠であることを理解しました。 本コースでは、アクティブリスニング、励まし、安心感の提供など、強力な対人スキルを育成する重要性が強調されました。メンターは、実際のシナリオを振り返り、同級生との会話において支援的かつ判断せずに接する練習を行いました。これらのスキルは、学校全体で安全かつ包括的な環境を育む上で不可欠であり、生徒が安心して声を上げられる環境を確保します。 さらに、一部のパストラルスタッフもトレーニングに参加し、拡張セッションを通じてメンタルヘルス応急対応資格を取得しました。この追加トレーニングにより、より複雑な状況にも対応できる専門知識が身につき、学校のパストラルサポートネットワークがさらに強化されました。生徒とスタッフが共に参加することで、エプソムカレッジ マレーシア全体でのコミュニティ的なメンタルヘルスアプローチが強化され、習得したスキルや戦略を学校全体で共有・実践できる体制が整いました。 非常に充実した有益な1日となり、参加者全員が学校コミュニティ内でのメンタルウェルビーイングを支援するための実践的スキルと洞察を得ることができました。このトレーニングにより、Year 12メンターとパストラルスタッフは、自身と他者をより適切にケアできるようになり、エプソムでの共感・理解・支援の文化を育むことができます。得られた知識は、学校全体に持続的で前向きな影響を与えるでしょう。 Mrs Kate Fowler and Mrs Jenny Garnett Deputy Headteacher, Pastoral Care & Students Wellbeing and Assistant Headteacher, Wellbeing and Behaviour

エプソム生徒のリーダーシップ|FOBISIA パネルでの経験

週末、私はクアラルンプールの各インターナショナルスクールから選ばれた4名の学生とともに、エプソムを代表して生徒パネルに参加するという素晴らしい機会に恵まれました。このパネルは、シャングリラ・ホテル・クアラルンプールで開催された FOBISIA リーダーシップカンファレンスの一部で、テーマは「教育の未来へのビジョン」。教育者に見落とされがちな点で、私たち学生が最も注目してほしいと考える事柄について意見を述べることが目的でした。 土曜日には、学生リーダーの育成に力を注ぐ団体 Global Edge のチームの指導を受けました。4時間のワークショップの中で、事前準備がなくても瞬時に考え、自信を持って発言することが求められるミニアクティビティに取り組みました。その後、私たちがパネルで取り上げたいテーマを出し合い、議論を重ねた結果、「学校におけるAIの活用」と「生徒の声」の2つに絞りました。 AI が私たちの日常生活にますます浸透している今、パネリスト全員が、学校は必修のデジタルリテラシー教育を導入し、AI を適切かつ倫理的に使う方法を教えるべきだと考えました。同時に、AI だけに頼りすぎることで、友人、先生、コミュニティとのつながりが損なわれないよう配慮することも必要です。今の学生は、先生や友達に質問するよりも、ChatGPT などのAIチャットボットに頼りがちです。これが続けば、社会で必要なソフトスキルが身につかなくなる可能性があります。 2つ目のテーマは、学校生活に関する「率直でフィルターのない」生徒の意見をどう集めるかという点でした。生徒は、先生の前だと「正しいことを言わなければ」「失礼になってはいけない」と緊張し、意見を言いづらいことがあります。先輩など、より話しやすい相手にまず相談でき、そこから学校側に意見が確実に届く仕組みがあれば、生徒は安心して本音を伝えられるようになるはずです。 パネルは日曜日に行われ、会場にはアジア各国から約300名の教育者が集まっていました。こんなに大勢の、しかも先生ばかりの前で話すのは初めてだったので、とても緊張しました。台本もメモもなく、本当にリアルな対話形式だったため、仲間の発言を集中して聞き、順番が来たときにその内容を踏まえた意味のある発言ができるよう意識しました。気づけばあっという間に終わっていて、自分でも驚くほど時間が早く過ぎました。特に、最後に「誰があなたを驚かせる存在になるか分からないのだから、生徒をもっと知ってください」と会場の先生方に呼びかけた場面は、自分でも誇らしく思っています。私は普段はあまり外向的ではなく、人前では緊張してしまうタイプなので、この言葉には自分自身の経験が込められています。この経験を通して、公の場で話す時には自信が鍵であり、Year 9 の頃に Mrs Carden-Brown のディベート CCA で学んだ「できるふりをしていれば、本当にできるようになる(fake it until you make it)」というマインドセットがとても役に立つと実感しました。 最後に、このような貴重な機会を与えてくれた学校の信頼に心から感謝しています。今回の経験は、私が一歩外の世界に踏み出し、人として成長する素晴らしいチャンスとなりました。 Annabel Elisha R. Year 12 Student

エプソムの生徒会 ― エプソムコミュニティ全体で生徒の幸福を支える取り組み

ウェルビーイング・プリフェクトとしての私たちの役割は、単に称号を持つことではありません。「思いやり・包摂性・尊重のある学校コミュニティ」を築くことが目的です。 私たちは、クラスルームでもボーディングハウスでも、すべての生徒が「大切にされている」「安心できる」「自信を持てる」と感じられるよう努めています。 また、メンタルヘルス週間などのウェルビーイング関連イベントの企画・実施において、教員・スタッフと密に連携しています。さらに、全ての生徒会とも協力し、生徒の声を集め、より良い学校づくりに反映させています。 直近では、このメンタルヘルス週間の運営をサポートしました。 このイベントの目的は、「メンタルウェルビーイング(心の健康)」の大切さを啓発し、心の問題についてオープンに話せる文化を育むことです。 期間中は、様々なアクティビティが行われました。 チュータータイムには、「いじめビンゴ」やいじめの影響を考えるビデオ鑑賞、デジタルポスター制作などを実施。 これらの活動は、生徒が楽しみながら参加し、いじめの多様な形とポジティブな行動について学ぶことを目的としています。週の締めくくりには、Colour Runが開催され、楽しく活気ある形でイベントを終えました。 さらに、生徒会の目的は、生徒が学校運営において意見を持ち、積極的に参加できる「声の場」を持つことです。 アイデアを共有し、懸念を表明し、自分たちに関わる決定に貢献するためのプラットフォームでもあります。 今年度の生徒会活動では、リーダーシップ・チームワーク・コミュニケーション能力の育成を重視しています。 ウェルビーイング・プリフェクトとして、私たちはこれからも、より安全で包摂的な学校環境を築くことを目標に活動を続けます。そして、これからも多くのイベントを通じて、エプソムのコミュニティをさらに良くしていけることを楽しみにしています。 Ameera S., Isabelle H., Sophia C.Wellbeing Prefects 25/26

科目選択を見据えた計画|エプソムカレッジ

どの科目を選ぶかは迷うこともありますが、医学、獣医学、歯学、工学を除けば、IGCSEやA-levelでの科目選択は非常に柔軟であることを覚えておくとよいでしょう。大学が重視するのは、科目そのものよりも、あなたが示す関連スキルや課外学習(スーパーカリキュラム)の取り組みです。つまり、興味や得意分野に基づいて科目を選びながらも、将来の選択肢を広く保つことができます。 IGCSEレベルでは、すでにセーフティネットが組み込まれています。Maths、English、Scienceは必修で、すべての大学が求める基礎を提供します。それ以外の選択科目は自分で決めることができます。重要なのは、自分が楽しめる科目を選ぶことです。楽しめる科目は、学習意欲を高め、成果につながります。 A-levelでは、医学、獣医学、歯学、工学を目指す場合を除き、最も重要なのは、自分が興味を持ち、さまざまなスキルを伸ばせる科目を選ぶことです。例えば、地理はエッセイ作成とデータ処理・分析を組み合わせており、人文系と理系の両方のスキルを一つの科目で習得できます。このような多様性は、大学に対して柔軟性や適応力を示すことになります。 また、科目には「階層型」と「線形型」があることも覚えておくと役立ちます。階層型科目(Maths、Sciences、Languagesなど)は、A-level以降でも継続して学ぶためにIGCSEでの事前学習が必要です。一方、線形型科目(Politics、Psychology、Computer Scienceなど)は、A-levelで履修していなくても、大学で学ぶことが可能です。ただし、基礎となるスキルを示すことが求められます。例えば、大学でのComputer Scienceは高いMaths力が必要ですし、PsychologyやPoliticsはEnglish LiteratureやHistoryなどのエッセイ作成科目の経験が役立ちます。 どの方向に進むべきか迷った場合は、学年主任やMs MacleodまたはMrs Brownなどの大学カウンセリングチームのメンバーに予約をして相談できます。また、UnifrogのSubject LibraryやCareers Libraryで科目の進路を調べることも可能です。さらに、ラッセルグループの「Informed Choices」ウェブサイト(www.informedchoices.ac.uk/start)も役立つリソースです。私たちは学習のすべてのステップでサポートしていますので、質問があればいつでも遠慮なく相談してください。 Mrs Catherine Carden-BrownUniversity Guidance & Academic Enrichment Counsellor