模擬国連のCCA|エプソムから世界的な課題を解決

Model United Nations(模擬国連)は、世界的な課題を探求しながら、分析力、外交的思考力、そしてスピーチスキルを養うための非常に有意義なプラットフォームです。MUNに参加することで、国際問題や外交、クリティカルシンキングについて独自の視点を得ることができました。最近のカンファレンスでは、人権危機や国際安全保障、環境問題、開発政策など、多岐にわたる議題を扱いました。これらに取り組むことで、リサーチ力や発表力が強化されただけでなく、交渉や協働に関する実践的な経験も積むことができました。

今学期のMUNは、これまでとは違う手応えがありました。教科書から世界の課題を学ぶのではなく、その渦中に自ら飛び込みました。人権問題について議論し、環境政策について交渉し、紛争をシミュレーションする中で、批判的に思考し、自信を持って発言する力が鍛えられました。最近のカンファレンスを通じて、私たちのリサーチ力と外交スキルは大きく向上し、来学期にはKey Stage 3・4・5全体に向けて、より幅広く参加できる新たなMUNプログラムが展開される予定です。

今学期で最も印象的だったのは、人権を中心としたセッションでした。スーダンでのジェノサイドをめぐる議論では、過去の介入を分析し、有効な対応策を提案する必要があり、国際協力の難しさが浮き彫りになりました。また、ジェンダー平等や民間人保護について議論する中では、必ずしも自分が賛成しない立場を弁護しなければならない場面もあり、異なる政治的視点で物事を見る重要性を学びました。

環境や開発問題の議論も非常に白熱しました。インドの大気汚染、気候難民、持続可能な開発についての議論では、即時の気候対策を求める代表と経済的現実を優先する代表の意見が分かれ、世界規模の政策立案の複雑さを理解するきっかけとなりました。また、バンドン会議などの歴史的テーマも扱い、外交の長期的な影響について深く学ぶことができました。

特に紛争を扱う危機シミュレーションは、最もスピード感のある活動でした。部屋中でメッセージが飛び交い、プレッシャーの中で同盟が結ばれ、戦略が瞬時に変化していきました。これらは実際の外交の雰囲気を体感できる瞬間であり、緊張の中でも冷静かつ鋭く思考する力を身につけることができました。

来学期からは、新たに3つのMUNプログラムがスタートします。

  • Key Stage 3 MUN(毎週月曜日):基礎的なディベートスキルを養成
  • Key Stage 4/5 MUN(毎週木曜日):国際問題に強い関心を持つ生徒向けに、ディベート技術や決議案作成スキルを強化
  • MUN Advanced(CCA 2・毎週木曜日):私たちNexusとAngelaが担当し、経験豊富な代表者の公式カンファレンスや国際大会への準備をサポート

今学期を通じて、MUNは“世界がどう動いているか”を学ぶだけでなく、“自分たちがプレッシャーの中でどう動くか”を学ぶ場所であることを実感しました。意見がぶつかり、試行錯誤し、互いに成長することができました。来学期からさらに多くの生徒がこの学びの旅に参加できることを楽しみにしています。

最後に、私たちを支えてくださったMr Walmsley、Mr Hughes、Ms Josie に心より感謝申し上げます

Nexus K. and Angela L.
Year 11 and Year 12 Student